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カテゴリ:美術/博物館へGo!( 5 )


愛知曼陀羅-東松照明の原風景-

前から行きたくて、チケットだけは買ってあったのですが、気が付いたら最終日。
慌てて滑り込んで行ってきました。

東松照明(とうまつしょうめい)さんは名古屋出身の写真家です。
この写真展に行くまでは、恥ずかしながら東松さんのことをよく知りませんでした・・・
なぜ行こうと思ったかと言えば、ポスターに使われていた写真が単純に「かわいい」と思ったからです。(敗戦の記憶・豊川海軍工廠跡2という写真です)
手前にあるロボットのようなのがにっこり微笑んでいて、背後は星空が輝いているように見えていたのです。

実際に会場に足を運んでみて分かったのは、私が「かわいい」と感じていた写真は決して「かわいい」ものではなく、戦時中、アメリカ軍から爆撃されて多大な被害を負った豊川海軍工廠跡でした。星のように輝いて見えたのは、銃弾によって穴が開いた壁から、光が漏れていたのでした。
他には、低空から米軍に追い詰められ、逃げ場のない人が壁に残した無数の手の跡の写真もありました。壁際まで逃げて、そのまま地面に倒れたんだな、と思わせる人の手の跡。死んでいった人たちの、無念さがにじみ出ている気がしました。

豊川海軍工廠といえば、祖母から何度も聞いたことのある場所です。
1945年8月7日、豊川海軍工廠は米軍から激しい空襲を受けたのですが、その前日、私の祖父は出張で豊川工廠に行っているのです。もし1日ずれていたら、生きていなかったかもしれない、とよく聞いていました。その現場が目の前に、写真となって現れたのです。
本当に、この場所にいたら祖父は生きて帰れなかっただろう、と思い知りました。学徒や市民を含め、約2,700人が亡くなったそうです。(参考:豊川海軍工廠の誕生から破壊まで

その他にも、
愛知曼荼羅ですから、よく知った地名が数多く出ていたのですが、私にとっては、まるで知らない「名古屋」ばかりでした。
例えば、日泰寺の縁日。今のように、参道に並んでいるお店はなく、ただの原野に乞食がお金を乞っている。大須の縁日もそう。砂埃が立ち込める中、子どもが、大人が、傷痍軍人が、お金を乞っているのです。 ショックでした。
中区役所も、お役所とは思えない有様。でも、働いている人に気にしている様子は見受けられませんでした(写真からは)
瀬戸の町並み、窯業で働く人たち、も半端なく貧しいものでした。でも人々の顔からは安らかとさえ思えるような表情。
なんなんだ、ここは。本当に日本なの?名古屋なの?瀬戸なの?常滑なの?一宮なの?
と疑問がわいてくるくらい、「」とのギャップを感じました。

たかだかここ40~50年で得たもの、失ったものは想像以上に大きくて、
この日、目の当たりにした情報を消化するのに時間がかかって、なかなか離れられない写真展でした。

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愛知県美術館
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by sweet-buchan | 2006-08-13 01:35 | 美術/博物館へGo!

小さな骨の動物園展

b0042482_2325062.jpgこれは最近のナンバー・ワン展覧会と呼びたくなるような、
まさに骨の髄から熱くなるような、
個人的に大好きな展覧会となりました。

最終日の終了間際30分前に駆け込んだのですが、もともと展示数が少なかったこともあって、全てゆっくり見ることが出来てほっと胸をなでおろしつつ、会期中何度も通えばよかったー!とじんわり後悔もしました。

骨格ってなんて美しいんだ、と素直に感動。
必要がなければ退化し、必要とあれば発達する。構造に無駄がないのです。

肉・皮に包まれている状態でみるのと、骨格のみでみるのは違うもの。
例えばウミガメの手。
今まではヘラみたいなぺろんとしたものだと思っていたのですが、ちゃんと5本の指があって、しかも長くて美しい。ソーセージのような、丸々とした指を持つ私にしてみたらうらやましくてしかたない。

ペンギンが鳥類?!と疑いの目を向けてしまいそうになる、ペンギンのルックス。
でも骨にして見ると、ペンギンは鳥以外の何者でもありませんでした。
しかも「実は足、長いんじゃん!」と声をかけたくなるほど、しっかりと長い足を持っています。

蛇もすごい。
実際に生きている蛇を持ったことはないのだけど、あの体の中にこんなに!とびっくりするくらいの数の骨。背骨から腹部にかけて美しいカーブを描いていました。あれを上手いこと動かして、うねうね移動してるんだなあ~と思うと、うっとり×うっとり。

聞いた話によると、バルセロナで活躍したガウディが建築したカサ・バトリョは、人間の骨盤をモデルにしてるらしいし、ウミガメの甲羅をささえる骨格のカーブを見たときも、ガウディによるカサ・ミラの最上階の天井を思い出しました。
骨格は、最高に理にかなった建築物かもしれません。

この展示、東京では8/19にちまで開催されています。
お時間のある方はぜひぜひ!

小さな骨の動物園展
INAXギャラリーにて

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骨の次は「脳!
名古屋市科学館で、10月7日(土)~12月3日(日)まで
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by sweet-buchan | 2006-05-27 23:25 | 美術/博物館へGo!

世界大風呂敷展

b0042482_23221414.jpg包んで運ぶということ、
包んで収納するということ、
包んで守るということ、

とてもシンプルな作業だけれど、包むって奥が深い!

イスラムの経典を包んでいた布も、
韓国のパッチワークの色づかいも、
南米の織物もみんな素晴らしかった。
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by sweet-buchan | 2006-05-27 23:22 | 美術/博物館へGo!

ルオー展

b0042482_23114349.jpg

あまり期待しないで行ったのですが、行ってみたらすごかった。
他に人もあまりいなかったので、間近で集中して見られたのもよかったです。

面白かったのは、額も含めて一枚の作品だったということ。
絵にあわせて額まで彩色してあったし、余白の部分も塗りつぶしてあって、空白が全くなかったり。迫力がありました。

そういえば、「西洋人は空白恐怖症。家の壁に絵でも写真でもやたらめったら飾りたがる」と言ってた人がいたことを思い出しました。
東洋の美術(特に日本?)は空白(余白)も含めて芸術というか、「間」も大切にしますよね。ふとそんなことを思い出しました。

個人的には、ミセレーレというモノクロの連作が好きになりました。
中でも心に残ったテーマは(うろおぼえなので正確ではないと思いますが)
<<正しい人は、自らを斬りつける刀にさえも白檀の香りを移す>>…というのがあり、絵とは直接関係ないけれどそういう人間になれたらいいなあ、、、とぼんやり思いつつ会場を回りました。
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by sweet-buchan | 2006-05-27 23:12 | 美術/博物館へGo!

名古屋近代建築運動史の群像Ⅰ 武田五一展

b0042482_2312071.jpg名古屋市美術館の常設企画展だった武田五一:建築と意匠
名古屋で過ごした2年半の間に残した作品の数々の紹介

例えば白壁にある故春田鉄次郎邸
岐阜市の名和昆虫博物館
瑞雲山龍興寺など
お散歩がてら訪ねてみよう。

娘さんのためにデザインした着物や長襦袢の柄が素敵でした。
復刻してほしい!
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by sweet-buchan | 2006-05-27 23:02 | 美術/博物館へGo!